審決取消訴訟判決(特許) 令和4年(行ケ)第10061号

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原文リンク

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要約

発明の名称

人を検知するショベルの油圧ロック状態における動作制御技術

発明の簡単な説明

ショベルが油圧ロック解除状態で人を検知した際にオペレーターに警報を発する機能を持つ技術。

主文

原告の請求は棄却され、特許庁の審決に違法性は認められない。

経緯

原告は特許庁に特許出願(特願2018-191260号)を行ったが、拒絶査定を受け、数回の意見書や手続補正を行った。最終的に特許庁は補正を却下し、審判請求を認めないとの審決を下したため、原告はこの審決に不服を申し立て訴訟を提起した。

争点

特許法に基づく補正の目的要件と新規事項の追加に関する判断が争点となっている。

原告の主張

原告は、補正前の記載が不明瞭であったため、補正後の記載がその意味を明確にするものであると主張し、補正が従来技術との関係を示すものであり新規事項の追加には当たらないと主張した。

被告の主張

被告は、補正後の記載が補正前の内容と実質的に異なり、明瞭化にはなっていないと反論し、補正が新規事項の追加に該当すると主張した。

当裁判所の判断

裁判所は、原告の補正が特許法17条の2第5項に該当しないと判断し、補正内容が元の意味内容を明確にするものではないとし、新たに追加された内容が当初の明細書には記載されていない新規事項であると認定した。

結論

原告の主張は理由がないとされ、審決は取り消されるべき違法は認められず、原告の請求は棄却された。