審決取消訴訟判決(特許) 令和4年(行ケ)第10057号

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原文リンク

原文は裁判所ウェブサイトで公開されていないかもしれません。 訴訟番号「R4-10057」を使って J-Platpatで検索すれば原文があるかもしれません。


要約

発明の名称

LEDランプ及び照明装置

発明の簡単な説明

本発明は、LEDチップを用いた照明装置に関するもので、特定の輝度分布を持つことを求める構成を有し、光拡散部を持つ筐体内に配置された複数のLEDチップが含まれる。

主文

特許第5658831号に関する無効審判の結果に対する訴訟において、特許庁の審決を支持し、原告の請求を棄却する。

経緯

原告は特許庁の審決に不服を申し立て、特許請求の範囲の一部が無効とされたことに対して異議を唱えた。被告は特許権者として無効とされた部分の取消しを求め、両者の訴訟は特許の有効性を巡る重要な争いとなった。

争点

無効理由の補正不許可、特許の新規性、進歩性に関する判断の誤りが争点となっている。

原告の主張

原告は、特許の無効理由として新たに進歩性欠如や新規性欠如を追加したが、これが請求の要旨を変更するものであるため、原則として許可されないとされた。また、特許庁の審決が相違点を誤認し、特定の構成が当業者にとって容易に発明可能であると判断したことに異議を唱えた。

被告の主張

被告は、原告の主張が後知恵に基づくものであり、進歩性の判断が適切であると反論。特許庁が公然実施を認定したことについても、証拠が不十分であると主張し、原告の主張を否定した。

当裁判所の判断

裁判所は、原告の主張が理由がないとし、特許庁の判断を支持した。特に、無効理由の補正が許可されないと判断され、特許の進歩性に関する判断も適切であると認定された。特許の新規性や進歩性についても、当業者が理解できる範囲であるとされ、特許の有効性が確認された。

結論

特許第5658831号に関する無効審判の結果を支持し、原告の請求を棄却する。